名古屋に行ってきた。
僕は普段紙のカードもやらなければ、何なら原作のDCGの『シャドウバース』も全くやってない。
DCG(デジタルカードゲーム)は『ドラゴンクエストライバルズ』から入って『遊戯王 マスターデュエル』はノリでプレイしているといった感じだ。
ちなみに遊戯王に挑戦した時の記事も以前書いている。
そんな中、VRChatのオタク達が「やるか、シャドウバースエボルヴ」となっていたので、「今更紙カードか~~~」と言いながらも購入したのである。
とりあえず保険をかけてスターター2種類とボックス1箱。
そしてどうやって対戦・観戦するかというと以下の画像と手順の通りだ。
Webカメラで撮影
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動画をDiscordで共有
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OBS取込
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Youtubeで限定公開
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VRC内でミラーリング
恐らく外から見ると「Discordだけで良いのでは?????」となると思われる。
実際ポケモンカードコミュニティの話を聞いていると、コロナ禍以降はDiscord上での対戦会が主となったようである。
対戦であればDIscordで出来るのでその通りなのだが、VRCでミラーリングする事の利点は「誰でもたまたまその空間に来訪出来る」という点に尽きる。
以前コミュニティ論に関するブログを書いた事があるが、その中で「ニッチなコミュニティを維持することがコミュニティの心地よさの維持に繋がるが、完全に閉じてしまったコミュニティは腐ってしまう」という趣旨の話を書いた。
今回の場合、私の考えでは「Discordに籠る事」は「人が偶然出入りしえない、ほぼ閉じたコミュニティを形成する事」なので、あえてVRChat上という狭いながらも自由に行き来が可能かつランダム性がある門が開いたスペースで遊ぶ事で、ある程度の換気を維持可能と考えているわけだ。
実際プレイ中に様々な人がやって来る。
「私もやってます」と乱入してきた人はまだ一人もいないが、『シャドウバース』は歴史が長い事もありプレイヤーも多い。
効果が変わってたりするものの、初期の方に活躍したカードが多く収録されている事もあり、懐かしさもあるようだ。
そんな中、オタク達が絶叫しながら倫理的に到底許されない効果を持つカード達を叩きつけている場を眺めてゲラゲラ笑ってたりするので、私の意図は合ってると思う。
そんなこんなでプレイヤーとして集まったのは
カードゲームオタクが一人
重度の格ゲーオタクが一人
FPSオタクが一人
それに僕(何オタクだ?)
最初の2日はカードゲームオタク達の対戦を眺めながら「何故初日からそんなにカード資産があるの???」と疑問を呈し、『プロキシカード』という概念を教えてもらう。
要するに、全部カード集めるのは流石に現実的じゃないので、デッキ調整のためにコピー用紙で仮カード作って、あーでもこーでもないといじくり回すためのものである。
(当然、大会参加時は調整後にカードをかき集めてデッキ構築する。)
他のオタク達はエルフ、ロイヤル、ウィッチのデッキ使用が多かったため、『ナイトメア』に絞る事にした。
そこから二日間はゲームルール理解とデッキ構築に伴うプロキシカード作りやカードスリーブ、ケース購入と色々集め、5/1にやっとまともに遊べる体制を構築したところでオタク達から提案が出た。
「オフでやるか…!」
場所は面子の間を取って名古屋。
ガッツリやり込んでたゲームの大会にはフットワークが軽く、日本全国行脚してたし、何なら界隈は「フラっとシンガポールの大会に行くと知り合いがいる」みたいな状態なので移動自体には抵抗は無い。
しかし、初めての紙のカードゲームで『シャドバ』もやった事が無い。
ルールすら微妙な状態のゲームで遠出するのは流石に初めてである。
「まぁ、おもろいしええか」と二つ返事でOKし、急遽宿泊場所や移動手段、現地レンタルルームと飯情報を確保し参戦する事にした。
バスは予約で埋まってたし、高速道路は大渋滞が安易に予測されるので、徳島-和歌山間のフェリーと新幹線を駆使した長時間移動。
朝4時半に起きて名古屋に移動開始した。
6時間の移動の後、名古屋のレンタルルームに辿り着き、扉を開けた時に待ってたのが冒頭のホワイトボードの看板である。
全くふざけた会であると鼻で笑いつつ、夕方までみっちり対戦する事が出来た。
結局、会に用意したのは『フラム=グラス ナイトメア』であった。
シャドバどころかカードゲーム初心者であるので効率の良いデッキとは到底思えないが、検索した感じ似た構築のデッキは無かったので起源を主張しておく事にする。
ただし、何ならもう既に改善したい点がある。
面子の内二人は現実だと初対面であったが、VRの凄い所として全くもって違和感が無かった。
「なら引き続きVRで紙カードゲームやればいいのでは?」と言われたら「その通り!」となるのだが、たまには外に出て散歩するのも良いのではないかと思う。