この記事は『Zenith : the last city』の簡単なレビューと、効率の良い攻略のための資料である。
ゲーム自体にストーリーはあって無いようなものなので、いわゆるネタバレ的なのは存在しない前提で話を進めるが、一から開拓したい人は回れ右していただければと思う。
筆者はVRゲー自体は2019年からかなり色々遊んではいる。ただ、どのゲームもプレイヤーがほとんどアメリカ人だったりで日本語の資料がほとんど残っていないのが現状である。(少なくとも観測範囲内では)
また、攻略といってもゲーム自体がシンプルだったり、一本道でそもそも攻略を残す程の物でもなかったりする。
その点『Zenith : the last city』はタイトル通り正統派MMOと名を冠せるほどの出来栄えのゲームであり、その自由な特性上『正解』は存在しない
細かいデータを記したwikiみたいなものはデータ大好き海外兄貴達が作りそうな気がするが、☆最強☆最高効率☆レベリング戦略☆みたいなものは残らない気がしたので、僕が「コレでは?」となったもの達をレビューと共にメモ程度に書き記す事とする。
現に割と重要アイテムであるが収集が果てしなく面倒くさい「amara’s tear」の位置をまとめたり、料理クエスト関連をまとめてくれてるWikiが既に存在している。
プレイヤーにYoutubeで「Zenith 最強」とかで検索しそうなプレイヤーもいなさそうな気がするし。
『Zenith : the last city』は現状Quest2購入者へのオススメゲームの一つである。
2022年1月28日に発売された『Zenith : the last city』の凄さはなんといってもOculus Quest2単体で楽しめる点だろう。
高精細なVRゲーは多々あれど、ハイスペックなPCが必要なのがネックとなってくる。
その点、Quest2単体で楽しめ、何十人というプレイヤーと同期しながら本格的に楽しめるゲームは『Population One』以来だろうか。
Quest2は近年アメリカであまりにも安すぎるために独占禁止法に抵触するんじゃないかと怒られてたくらいのブツであり、今VRに手を出すならほぼ一択の選択肢ではあるが、単体性能は高級スマホくらいなもんである。
10万する高級スマホが3万そこらで手に入ったら十分凄いじゃろがいとなるところであるが、やはりハイエンドゲーミングPCと繋げた時の破壊力は凄まじく、この辺は以前色々とVR関連の記事を書いた通りである。
そんな中、Quest2単体で楽しめるVRらしいゲームとして、アルトデウス等をオススメしていたが、あくまで一人で楽しむものであって、VRの本質とも言える「みんながそこにいる」という感覚は得づらい。
VRChatも良いが、Quest2単体だと「規制がかかった世界を散歩してる」のは間違いない。そういう意味では今Quest2を買った日本人にオススメできるアプリは『Cluster』と、この『Zenith : the last city』なのかもしれない。
Zenithが非常に優れていると考えているのは以下の点である。
①サーバーがマジでクソいっぱいある。
VRゲーの弱点として大人数の同期は非常に難しい。
多人数いるとどうしてもラグるんだけど、ラグったらゲームにならないのはどのゲームもそうである。
それを解決する脳筋とも言えるサーバー数。素晴らしい。
キャラデータは共通で、サーバー移動が自由なので、みんなでワイワイやりたいクエストはHighの鯖へ、低人数で独占して回したいイベントはlowの鯖へ行こう。
②共闘に損がほとんど無い
大体のMMOは多人数で敵を殴りに行くと与ダメージや被ダメージに大して経験値が配分されたり、アイテムが配分される。
その点Zenithは一発でも攻撃を入れれば経験値がフルで入る。
敵にもLvが設定されており、自身よりLv3高い相手には全然ダメージが通らなくなる縛りがあるので、低Lvプレイヤーが高Lvモンスターに介入する事は難しいが、高Lvプレイヤーが協力しやすく、低Lvプレイヤーがストレスを感じないようになっている。
アイテムドロップも全員する。素晴らしい。
唯一共闘イベントは貢献度によって傾斜はあるが、雑魚に1発入れてるだけで経験値になる。
ボス討伐イベントも全員に経験値が入るようになってる。やり得。
③ワープし放題で移動にそこまでストレスが無い
各拠点に到達するとワープが解放される。
マップからワープし放題なので、クエストが出たらみんなでボイチャしながらビュンビュン飛ぼう。
人気クエストは少し待ってるとどんどん人が集まってくるので共闘チャンスだ
④デスペナが無いし、死んだら誰でも蘇生可能である
ギスギス要素であるデスペナが無い上に、必要経験値の傾斜が緩やかなのが最高に良い。
格下のモンスターを狩った時の経験値がめちゃくちゃ低くなるように設定されてるので、安牌の狩場に延々と同じ人がいて独占される事も無く、基本的に美味しいのはレイドクエストという事でみんながそっちに集まる傾向にある。
死んだら死体からヘソの尾みたいなオーラが出るのだが、それに手を当ててもらう事で蘇生が可能である。
死に戻りする場合は祈りポーズを一定時間取ると最後に降り立った街に戻る。
逆にZenithがしんどいと考えているのは以下の点である。
①何から何まで英語な上に説明が少ない。
一応チュートリアルがあるものの、簡単な操作説明チュートリアルくらいのもので、アイテム類のチュートリアルは無い。
例えば、「amara’s tear」というアイテムを集めると割と重要な要素であるスタミナ値の限界が上がるのだが、そのアイテムを納品するクエストは完全にチュートリアルから外れており、ちょっと迷い込まないと見つからない。
ゲームクリアには必要無いものの、あるかないかでゲーム中のストレスがかなり変わってくる事もあり、この辺は一般クエストに入れといてくれとなる。
ちなみに筆者が剣士にも回復スキルがある事に気付いたのはLvがカンストしてからである。
逆に言えばそのぐらい雑でも攻略可能だ。
②スタミナ管理が面倒くさい
飛行にスタミナ消費するのは仕方ない気がするがジャンプにもスタミナをごっそり消費する。
VRゲーといえばピョンピョンしながら移動な気がするのだが、不用意にジャンプ出来てしまうと簡単に崖越え出来てしまいすぎるのでやむを得ないか。
③現状結構バグがある。
これは後々解消されるとは思うが、かなり色んなバグがある。
VRゲーだとよくある事だが、ポリゴンの隙間に落ちてしまっても落ち着いてログアウトしよう。
特に山超えてたらよく落ちます。
一番ストレスが溜まるのが、防衛ミッションのゲージが勝手に消費される件だろうか。
敵を通してないのに削れるゲージ、一体何なのか。修正を期待したい。
さて、以下はZenithの世界の簡単な歩き方ガイドである。
①サーバーを選ぼう
今のところ日本人が多いとされているのはNexus_asiaサーバーである。
ただ、Nexus_asiaがHighだったりすると重くてどうしようもないので、その時はKitsuneサーバーの3つどれかに集まっているという感じだ。
それ以外はマジで日本人がいない。外人ニキとワイワイやったり、ソロでやる分には一切問題無い。
②キャラを作って職業を決めよう。
2022/2/5現在、剣職と魔法職があり、その中でアタッカー、タンク、ヒーラーに分かれている。
ソロでやる場合は自由でいいと思う。
1パーティ4人だが位置が分かるってだけで大きな恩恵は無さそう。
ギルドは名前の下にギルド名が出るようになる。自由に作ろう。
先に述べたように共闘にメリットしかないので、人は多い方が良い。
筆者は10人ぐらい集まってDiscordでワイワイしながらやってました。
ちなみに剣職⇔魔法職の切り替えは無理だけども、剣職の中でアタッカー、タンク、ヒーラーの役割は自由に切り替え可能である。
ただし、Lvは共有しておらず、アタッカーLv30、タンクLv15、ヒーラーLv1とかそんな状況になる。
装備がLv+3までの装備制限があるため、並行して育てると管理が割と大変である。(倉庫システムは今のところ存在しない)
仮にアタッカーのLvが30の場合、タンクを上げようとすると取得経験値が2倍になるのでサブクラスを育てるならメインと同じLvまで上げた方が良いかもしれない。
みんなでやる場合は一人は回復役が欲しい。
今のところ剣職は一人はパーティに一人はいてほしい感があるが、タンクですら魔法職の方が強いのではないか疑惑は出ている。
③チュートリアルを進めよう。
いきなり意味不明な世界に降り立って説明はほぼ無い。
移動方法は大体Smooth設定で良いとは思うが、酔う人は方向転換を30°か45°にしよう
飛行設定だけは最初から腕の傾きで自由に飛べるようにした方が良いかもしれない
Zenithの飛行について周囲を見ると初期設定の人が多かったので動画を作ってみましたがどうでしょうか?
— Chris (@_ChrisKnightley) 2022年1月30日
手のひらの傾きがアバターで伝わると良いのだけど…
ゆうこさん後ろ姿の出演でごめんね!
高画質バージョン→https://t.co/PoxuSMCKuB#VR#Zenith#ZenithMMO#OculusQuest2#MetaQuest#ゼニス pic.twitter.com/PGah1H1wru
ボタンをポチポチしてると左手のミニマップが出る。
ミニマップにはメインクエストの方向が黄色で表示されるようになってるので、大体それに従って移動するといい。
どうしても詰まったらメニューのクエスト欄のメインクエストのところを見るとどのクエストを進めれば良いかは分かる。
④自由な冒険に飛び出そう。
後は何となくノリで理解すればなんとかなる。
装備がどうとかマップがどうとかあるが、雑にポチポチしよう。
是非とも楽しくプレイしてほしい。
そしてRadiant Coastで出てくる「Ichiro」とかいうふざけた名前の敵に苦しめられてほしい。
〇Lvが足りない…そんな時は
基本的にメインクエストを受注すればLvは上がるが、雑魚狩りをサボると全然足りなくなる。
クエスト受注にLvが足りなかったらLv稼ぎとなる。
困ったら以下に挙げる効率ポイントで稼ぐ事をオススメしている。
最初に言ったように基本的にネタバレ要素はそもそも存在しないと考えているが、情報を遮断したい人もいると思うのでそういう人は周れ右推奨である。
☆最強☆効率☆レベリング☆
レベル稼ぎは基本的に各種レイドに参加するのが効率が良い。
クリア経験値が美味しい上に、適正レベルであれば倒したモンスターの分の経験値も貰える。
更にクエストクリアによって手に入る素材は強い武器防具を作成する上で必須なのでより良いという話だ。
このゲームのレイドイベントは基本的に10分周期で起きているようだが、一部のクエストはクールタイムが存在せず、終わった瞬間再度始まる仕様となっている。(バグか?)
レイドはメインマップ上に赤色で表示され、近くまでいくと赤く立ち上る柱が見える。
発生を確認したらFast Travelを駆使して飛んでいこう。
また、一部のレイドイベントは連動しており、レイド①を成功させるとレイド②が出て、大体レイド③までありボスが出る。
ボスイベント系は先述通りワンパンするだけで経験値がごっそり貰えるのでお得であるが、そもそも人がいないと倒せなかったりするのでやはり人気のある所が良い。
先述通り、防衛クエはバグって全然クリアできなかったりする箇所もあるのであまり推奨していない。
収集クエはなんか付近に落ちてる緑の玉を拾って、設置されているクリスタルまで運ぶ事で消化される。
それでは以上の前提の上で如何に記す。
個人的な感想であるし、一部は多分近々修正される気がしている。
①Fractured Plains ゴブリン狩り+レイド参加 (適正Lv 1~?)
各地にいるクエスト受注NPCには「モンスター狩り」や「素材納品クエスト」が割り当てられている。
基本的に無制限なので、逐一クエストを受注してからモンスター討伐に乗り出そう。
また、レイドイベントが発生していたら、付近で様子を伺おう。
序盤はとてもじゃないが一人でレイドイベント突破は厳しいが、高レベルの人間は一人いれば無双である。
高レベルはこんなとこ来ないのではないか?と思うが、実は最強装備の素材には序盤のクエスト報酬も必要なので頻繁にやってくる。
オタクが来てそうなら死なない程度にモンスターをチクチクしてると経験値と報酬をもらえる。美味しい。
注意すべきは、レイドイベントの敵は武器防具はドロップするものの、納品クエスト等の素材は落とさない点である。
②Amarite Forestの防衛クエスト(適性Lv13付近)
最初に防衛クエストはやめとけと言ったものの、ここのクエストの難易度は比較的低く、何よりクールタイムが存在しない。
適性レベルのプレイヤーが二人いれば十分にクリア可能である。1~2 waveが無傷であれば3 wave目は全て無視しても大丈夫な安心設定になっている。
困ったら森の防衛くらいのノリで行こう。
③Sporewoodの青い犬(適正Lv 17付近)
このゲームの敵の体力差は割と凄く、HPバーの横にドクロマークがある敵は中ボスレベル、金色のドクロマークがある敵はボスレベルであり、一人で相手にすべきではない。
そして、同じ地域のモンスターならそこまで経験値差が無い。
つまり柔らかいモンスターをいっぱい狩るのが美味しいのだ。
そういう意味で青い犬は非常に柔らかいため非常に効率が良い。
また、落とす素材アイテムは一つ先のObsidian Fortressにて経験値に変える事が出来るので、適正レベルであれば犬を狩りに走り回ってるだけで経験値が溜まっていく。
森の防衛で経験値が入る場合は流石にそっちの方が効率は良いと思うが、犬の処理は一人でも簡単に出来るというのがポイントが高い。
ちなみにこれ以後出てくる青い犬以外はめちゃくちゃラグの中突っ込んできて回避不能な攻撃を仕掛けてきたりする上に、ダッシュで逃げても追っかけてくるので要注意だ。
④Obsidian Fortressのボスクエスト(適正レベルLv1~Lv40)
恐らく瞬間的には全狩場で最高効率である。
Obsidian Fortressの東側で出るCult Master討伐クエストは、連動クエストの一つ目であるため誰もクエストを進めなくても発生する上に、先述通り1発でも攻撃を加えれば全員に等しくクエスト経験値が入る。
そのせいで大勢が押しかける傾向にあるので、先に来て一撃だけ入れといて、後は見学しながら大勢に討伐を任せよう。
また、Cult Master討伐クエ後は連動クエストが発生するため、適正レベルのプレイヤーの集団がいれば西のクエストに移動する傾向にある。
集団がいる場合はおこぼれに預かりに行こう。
連動クエスト先のレイスは適正レベルではかなり強いので注意すること。
⑤Skysong Summitの連動クエスト(適正Lv23~40)
割と時間がかかるし、適正Lv帯だと全体的に難易度が高めな気がするが、高レベルが素材集めに表れていたら積極的に参加しよう。
かなりモンスターの数が出るため、雑魚敵の経験値が入る場合はかなり美味しい。
特に最後に登場する赤いボスレイスはとんでもない火力なので一撃をもらわないように立ち回ろう。
⑥Turtol Top南の収集クエ(適正Lv27~40)
先述のボスクエより場所が遠いので急行するのが厳しいがここも瞬間最高効率が出る。
なんとクエスト自体がバグっており、玉を一つクリスタルに突っ込むと何故かクリアになる。
ただし、仕様上一人しか経験値が取得出来ないのでソロ推奨である。
付近の敵が多くて強いので適正Lv以下のプレイヤーが来るのは少々難しいかもしれない。
⑦Tangle Coveのゴーレム討伐クエ(適正Lv33付近)
適正Lvだと敵がめちゃくちゃ強いが、やはり素材収集のために高レベルプレイヤーが集まる場所である。
Fast Travelで行けるようになってるなら適当に参戦するのが吉。付近に岩場もあるので魔法職は崖打ちもできるぞ。
ただ、連動して発生する討伐クエストは2/5現在バグって経験値および報酬がもらえないので、高Lvは誰も参加しにこない。注意。
⑧The Ramshackleのナーガ討伐クエ(適正Lv34~Lv40)
注意すべきは、このクエストは付近に近づかないと絶対に発生しない事である。
場所的にはメインストーリーのナーガボスを倒すクエストの近所となるが、訪れる頃には何とか参戦可能なLvになっていることだろう。
また、クールタイム0の討伐クエストであり、ナーガはかなり強いので結構忙しい。
出来れば適正Lvの集団で挑みたい。
少々Lvが足りなくても崖打ちポイントから参戦もできるが、討伐クエは貢献度判定されてるっぽくてモンスターの経験値しかほとんど得られない。
パーティプレイが成立さえすれば時間効率的には非常に美味しく、筆者がLv40まで上げ切ったクエストはこれである。
友達同士でプレイする場合はオススメである。
⑨Queen’s Pathの収集クエスト(適正Lv1~40)
真っ先に修正されそうなクエスト筆頭である。
収集クエストであるのでLvが関係無い上に、付近にほとんど敵が出現しない。
つまり装備無しのLv1でもやろうと思えばクリア可能だ。
しかも、クールタイム0ときている。
流石に2、3人だときついが、人のいるサーバーは常に数名のプレイヤーがたむろしており、ひたすら収集クエストを回してたりする。
流石にこの場所までFast Travel無しに初心者が来るのは辛いが、上級プレイヤーがサブ職のレベリングのために回している姿をよく見る。
ただし、作業的には虚無である。
VRでまで労働感を味わいたくは無い。
以上。
効率が良さそうな場所はまだまだありそうな気がするが、仲間内でワイワイ攻略していく中で「これは…?」と思った場所一覧となる。
最初に言ったようにこの『Zenith : the last city』は本当によく出来ており、今後新職業やLvキャップ、インスタントダンジョン等様々なアップデートが予定されている。
売上も非常に良く、Population Oneのように「ゲームは最高に面白いのに誰もいなくて、マッチングがクソ」みたいな事も起きないだろう。
また、何かしらアップデートがあればプレイすると思う。
その時にプレイヤーが増えていると嬉しい。